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光浦醸造について

about Mitsuura-jozo

山口の小さな醸造所から

光浦醸造は、慶応元年創業。山口県防府市にある小さな醸造所です。150年以上にわたり味噌や醤油などの伝統的な調味料をつくり続け、今日では、その伝統のなかで培った技術や感性を活かし、より幅広い視点で、日々の食卓のためになにができるかを考えています。 たとえば、これからの定番になるような、新しい食体験はつくれないか。たとえば、持続可能な社会の実現に、食卓を起点にできることはないか。 醸造所という言葉からは一見して想像できない商品も並びますが、常に基本にあるのは「あわせる」こと。土地の味や伝統に、特別なひとときに、あるいは時代や環境の変化にも。味を、人を、あわせることで生まれる豊かさを、大切に育んでいく。 ながき歴史の上に、未来を見つめる。それが、光浦醸造の現在地です。

光浦醸造の考え

1 Philosophy & 3 Concept & 10 Value

つくり続けたこれまで

私たちはこれまで、味噌や調味料といった伝統的な技術を生かした味づくりはもちろん、乾燥レモン付き紅茶「フロートレモンティー」や「フレーバー甘酒シリーズ」、さらにはシート製ストロー「ストロール」など、その時々で必要と感じたものづくりを、ある意味では思うままに、偶然に、しかし全力でつくり続けてきました。

これからをつくるために

2020年、新型コロナウィルスの感染拡大により世界が一変し、私たちも否応なく立ち止まることとなりました。私たちはこれを機に、あらためてこれまでを振り返り、そしてこれからの新しい未来をつくり出すための光浦醸造の考えを言語化し、ひとつの理念と3つのコンセプトとして整理しました。 私たちはこの「ひとつの理念」と「3つのコンセプト」、そしてこれまで掲げてきた「10の大切にすること」のもと、食卓をより豊かにする商品を、これからもさまざまなかたちでお届けしていきます。

ひとつの理念

1 Philosophy

シンプルに、合わせる

味噌もレモンティーも、限りなくシンプルな組み合わせが生む商品です。思えば私たちの仕事は、昔も今も、常に何かと何かを合わせ、そこから生まれる豊かさを、人々に提示するものであったように思います。 そしてその体験は人伝いに広がりを見せ、ときに誰かと誰かの出会いのそばにある、おみやげや贈り物として用いられることも増えてきました。

合わせるの先には、会わせるがある

このことは、“合わせるの先には、会わせるがある”という実感となって、今に至ります。できるだけシンプルに素材を組み合わせ、おいしい感動や土地の味に、人々を出会わせること。あるいは、人と人の、私たちと世の中の出会いをつくるような商品を生み出すこと。それこそが、これまでの光浦醸造の歴史をつくり、これからの未来においても携え続けるべき、大切な理念だと考えています。

不確実性を楽しむ

なお、私たちが考える「あわせる」は、継ぎ目なくぴったりとあわせるイメージではありません。有機的で不確実な、余白や余分が生まれる「あわせる」をイメージしています。自然のものはぴたりと合わないのが当然ですし、人の出会いもまた、偶然なもの。だからこそシンプルに、自然や使い手に委ねるような、そうしたものづくりの姿勢もまた、大切にしていきたいと思っています。

3つのコンセプト

3 Concept

1. 守り続けてきた旨さ。

2. 新しいおいしい体験を。

3. 食卓を起点にできること。

私たちは「味噌屋だから、これをつくる」という考えは持たず、「味を、人を、あわせる、」という理念のもと「食卓をより豊かにする」ことを目的としてものづくりに向き合っています。その上で掲げた、3つのコンセプトをご紹介します。

守り続けてきた旨さ。

味噌や醤油などの伝統的な調味料は、私たちが大切にする「あわせる」という想いの、基本の商品。慶応元年の創業以来、山口県は防府市の小さな醸造所で、変わらぬ「ふるさとの味」を、ずっとずっと守り続けてきました。ひとくち味噌汁を飲むだけで、遠い記憶や情景までもが眼に浮かぶような。その味を守ることが、私たちの大切な使命だと考えて。ながく醸造所を営んできた技術を今日も継ぎ、あわせる感性を、今日も磨き。やさしくてあたたかな、安心できる食体験を、いつまでも守り、生み出し続けます。

新しいおいしい体験を。

今では光浦醸造を代表する商品となったフロートレモンティーにも、私たちの「あわせる」という想いは息づいています。香り豊かな紅茶に、乾燥させた輪切りレモンを浮かべる。このありそうでなかった新たなおいしさは、あわせることが生む幸せの象徴のようにも思えます。極めてシンプルな組み合わせがもたらす、華やかな時間。誰かが誰かに会いに行く、手に持つギフトになるような、ちょうどいいサイズの喜び。その実感の上に、また新たな食体験を探求する私たちがいます。醸造所の伝統のなかで培った技術や感性を、日々の食卓に活かすアイデアを、私たちは今日も考えています。

食卓を起点にできること。

私たちが大切にしている「あわせる」という想いは、時代や環境の変化にも、応えるべきものであると考えています。そのひとつに、繰り返し洗って使える、自分で巻いてつくるストローがあります。プラスチック製ストローをなくす選択がある一方で、プラスチックならではの自然な口当たりはそのままに、ものの大切さを知り、つくる楽しさまで覚えられる、とてもポジティブなアプローチの商品です。私たちはこれからも、無理なく「あわせる」ことを大切に。持続可能な社会の実現に向けて、食卓を起点にできることもまた、あらゆる視点から、考えていきたいと思っています。

10の大切にすること

10 Value

私たちは商品作りや経営において、以下の10のことを大切にしています。

  1. 心をつくし、手をつくす。
  2. 職人となり食人となる。
  3. 人や食材との繋がりを大切にする。
  4. できるだけシンプルな組み合わせで考える。
  5. つくるたのしみ、食する喜びを皆で共有する。
  6. 1次産業の発展に寄与する。
  7. 環境に配慮し、無駄なものを使わない。
  8. 食文化の伝承をおこなう。
  9. 旅をする。
  10. 足るを知る。
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会社概要


社   名 光浦醸造工業株式会社
代 表 者 光浦健太郎
創   業 慶応元年(1865年)
創   立 昭和24年3月19日
資 本 金 1000万円
従 業 員 数 25名(内パート11名)
事 業 内 容 味噌・醤油・紅茶及びその他関連加工食品の製造販売
所 在 地 〒747-1232 山口県防府市大字台道3532-4
連 絡 先 TEL 0835-32-0020 / FAX 0835-32-0086